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「…離婚、嫌じゃなかったの?」
「嫌だったよ。」
「…。」
「反対したし、泣いて縋った。でもAのこと言われたら私も母親だから守らなきゃいけないのよ。」
「じゃあ私がいなかったら、」
「静かにしましょう。」
「…。」
「Aはいてほしいの。いてくれなきゃ困る。私たちのたからものなんだから。」
「お母さん…。」
「お父さんとはずっと連絡取ってるし、たまにデートしてるから私は寂しくないよ。大丈夫。」
「…うん。」
「今、お父さんとこで働いてるんだって?」
「…!」
「そのまま雇ってもらったら?」
「ええ…。」
「そんな嫌そうな顔しないの。」
お父さんをあんなに恨んでたはずなのに。
2人の関係性がはっきり見えて、芽生えるのは罪悪感。
でも今更謝れないと意固地になってしまうのが私の悪いところ。
「こんばんは。」
「あ、宮舘さん…。」
数日後、彼がまた店に顔を出してくれた。
看板を店内へ戻して店を閉める。
「また来てくださってありがとうございます。」
「Aさんが作るお通しを食べたくて。」
「嬉しいです。」
彼にもう一度お礼を伝えた。
1杯目はあの日と同じシャンディガフ。
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涼-suzu-(プロフ) - 蓮和さん» ありがとうございます。みやだてくんはやっぱりバブめですよね。笑 共感していただける方がいて嬉しいです。次回もよろしくお願い致します(՞ ܸ. .ܸ՞)" (4月2日 16時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
蓮和(プロフ) - 完結おめでとうございます!垢は違いますが毎度コメントさせていただいてますバケモノです。素敵な作品をありがとうございました!!宮舘さんとの恋ってやっぱりいいですよね(?)私も宮舘さんは結構バブい域にいると思ってますw 第8弾も楽しみです! (4月1日 21時) (レス) @page45 id: 69e5d6eaed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涼-suzu- | 作成日時:2024年3月25日 17時