タイムリミット ページ1
目黒side
岩本『本当にごめん。』
ラウール『ごめんなさい、僕がいけなかったの。
泣くなんて、だてさんが悲しむのわかってたのに..。』
深澤『もう、ラウも照も謝らないの!!
誰も悪くないよ!!』
一昨日、岩本くんとラウールが舘さんと会ったらしい。その時に舘さんが昔みたいに決めゼリフを呟いた。
それで記憶が戻ったと思わず泣いたラウや岩本くん、佐久間くんをみて舘さんは、皆を傷つけてしまったと塞ぎ込んでいるらしい。
昨日、佐久間くんが舘さんに会いにいくとまた面会謝絶と言われてしまった。
病院の先生の話だと、もしも記憶が戻らなかったら俺らを傷つけ続けてしまう。そんな奴がメンバーなのはよくないって。次に滝沢くんが来る時にグループを抜けたいと伝えるとまでいってたらしい。
目黒『...滝沢くん、次いつ予定あうんすか。』
佐久間『...もともと、来週の退院の日に継続か脱退か決める話だったから。その日かな。』
阿部『あと3日か...。だいぶ厳しいね。』
康二『...無理にでも、会えへんかな。』
深澤『いや、いま無理に刺激するのは逆効果だろ...
っていいたいけど、そんな余裕かましてる暇ないよな。』
そうだ、限られた時間はあと3日。
それまでに説得をするしかない。
目黒『...俺、会いに行きたいっす。』
ラウール『え?めめ?』
目黒『こん中じゃ、俺だけ1度もあってないし。
誰かわかんなきゃ、話しやすくないっすか?』
阿部『確かにそうかもだけど、リスク高すぎない?
事故の記憶までフラッシュバックしたら、舘さんまためめの事故の事自分のせいだっておもっちゃうだろうし。』
目黒『そんときはそんときっすよ。
今は、進むしかないっす。時間ないし。』
深澤『...じゃあ、俺も行く。俺もまだちゃんと会話できてないから。ちゃんと話し合わなきゃね。めめ、いい?』
目黒『もちろんす。ふっかさんがいるなら心強いっす。』
正直、ちょっと不安はあった。俺の言葉でどうにかなんてならないかもしれない。でも時間がない。
舘さんを辞めさせたくなんかないし。舘さんのご両親は、本人の意見と最終決定は俺らに任せてくれてる。だから俺らが止められなきゃ、舘さんは脱退してしまう。チャンスはあと三日。
ふっかさんがいるなら、安心。
万が一俺が暴走しても、止めてくれるはず。
目黒『..しょっぴーは、どうするのかな。』
今日、また時が動いていた事を俺達はまだ知らない。
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りん(プロフ) - ともみさん» こちらこそ、素敵なメッセージありがとうございます! (2022年5月28日 13時) (レス) id: 9dd6c9cdd9 (このIDを非表示/違反報告)
ともみ(プロフ) - 涙が止まりませんでした。素敵な小説をありがとうございます。 (2022年5月28日 0時) (レス) @page33 id: aad3573941 (このIDを非表示/違反報告)
リセル(プロフ) - りんさん» いえいえ! (2021年10月17日 21時) (レス) id: d52ea51f4a (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - リセルさん» ありがとうございます!訂正します! (2021年10月17日 21時) (レス) id: 397729a488 (このIDを非表示/違反報告)
リセル(プロフ) - すみません、更新された最後のページで、分かり切っただと思いますよ! (2021年10月16日 2時) (レス) @page25 id: d52ea51f4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りん | 作成日時:2021年6月16日 1時