Sweet? or Sour? Orenge juice

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紫side









また顔が見えなくなったから
行き場を無くした両手を
とりあえず康二の腰に回した









紫「えっと… 俺と2人がいいんだ。」


橙「みんなとおるのも楽しいし大好きやけど
GWにずっと2人でおったら
離れたくなくなってしもうた。
ふっかさんとおれる時間少なくなるやん」


紫「はぁもう…」


橙「っ、ごめん。めんどいよな。」









俺がため息を吐いてしまったせいで
康二はめんどくさいなんて思われたって思って
俺の膝から離れようとした









そんなわけないだろ
かわいすぎて わけわかんなくなって
だしちゃった幸せなため息だよ









紫「ちょっと康二どこ行くの」


橙「呆れられたと思ってん。
もう明日仕事やし帰るな。
ごめんめんどくさくて。」


紫「違うよ、さっきのため息は。
康二があまりにもかわいいこと言うから」


橙「っ！？」


紫「はい、戻っておいで。膝の上座って！」









そう言うと、俺の言葉に戸惑いながらも
膝の上に戻ってきてくれた









そして離れないように
腰にまわした手に力を入れる

最近ずっと考えてきたこと
タイミング的に今かな。









紫「そんなかわいいこと言ってくれてありがとうな」


橙「めんどいなんて思っとらんの？」


紫「思うわけねえだろ」


橙「ん。」


紫「でさ、この頃考えてたことなんだけど…」









＿＿＿＿ 一緒に住むなんてのはどうですか？









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