Sweet? or Sour? Orenge juice

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桃side







文化祭前日






桃「もうこんな時間か、早く帰ろう」


橙「あれ、さっくんやん！」


桃「あ、今帰りなの？」


橙「最後まで準備しよったら
こんな時間になったんよな〜」


桃「俺も… もう遅いし送ろうか？」







… 自分の口からこんなセリフが言えるなんて







橙「ありがとう、嬉しい！」








かわいい笑顔。








.








橙「なあなあ、聞いてや！
うちのクラス、ムエタイで手作りの硬い箱壊せたら
おまけのたいやき一個プレゼントになったんよ！」


桃「なんかすごいね、融合されたじゃん」


橙「ひひっ、凄いやろ？」








また笑ってる、かわいい







橙「今、俺のこと抱きしめたい思ったやろ？」


桃「え、あぁ、そこまでは思ってない！
俺なんかに構ってくれて… 嬉しいって思ってる」


橙「さっくん素直や〜」


桃「あのさ、康二。」


橙「あ、名前」


桃「俺…」


○「康二？」


橙「ん？ あっ、めめや！」


黒「なにしてんの？」


橙「さっくん紹介するな！
このひと幼馴染のめめっていうの！」


黒「目黒蓮です。こんばんは。」


橙「明日の文化祭、めめもくるんよな？」


黒「お邪魔します」


橙「ここまで送ってくれてありがとう！
さっくん帰り気をつけてな。
ほんなら、文化祭楽しもうね、おやすみ！」









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分かってたよ、ちゃんと。







なぜあんなにイケメンで背が高くて
いい人が近くにいるのに俺に構ってくれたのか







ただ本当に優しくしてくれただけ
俺が情けないから









ヘタレだから









慣れてないから勘違いをしたんだ









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