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目「じゃあお土産買ってくるわ。
Tシャツとかでいい?」
「絶対変なの買う気じゃん」
目「ちゃんと可愛いやつ買ってくるから笑」
深「お待たせしました〜
なに、沖縄行くの?ごめん聞こえた」
目「そうなんすよ〜、ちょっとサークルのメンバーで行くことになって。
あ、そういやこの前バーベキューに来てた、俺らの友達、夏休みもう1回バーベキューしたいって言ってました」
深「楽しいだろーあそこ、わかる。俺もあそこ住みたい。かわいい女の子と同居生活…」
宮「Aちゃんで勝手に想像すんな怒られるぞ笑」
深「それは目の前の彼にかな?」
「いや、本人目の前にいるんですけど!笑
舘さん、また来ちゃいました」
宮「いつでも大歓迎だよ!」
深「あれ?もう片付け終わったの?」
宮「うん、まもなく18時〜閉店だよ〜」
深「っし俺の時間だな」
「ここのバーテンってふっかさんだったんですね」
深「そだよ、言っとくけどカッコイイよ?夜も来てよ」
「…考えておきます笑」
もう気付けば時間だったからお会計をしてお店を出るとき、
蓮と舘さんがほぼ同時に話しかけてきた。
目「…あ、A、このあと…」
宮「あ、Aちゃん!俺すぐ帰れるから車乗ってく?」
「あ、え、?」
宮「目黒もこの近く?乗っていきなよ」
目「…あざっす、よろしくお願いします、」
宮「お店出たとこの裏側で待ってて」
「蓮、なんか言いかけてた?」
目「いや、今度でいいや」
「…そう?」
そして本当にすぐ出てきた舘さんの車に揺られて
先に蓮のおうちへ。
「じゃあ蓮、またあしたね」
目「おう、舘さんありがとうございます、」
宮「はーい、またね
Aちゃん、ちょっと俺の隣座ってよ
ドライブしない?」
「いいですね!ドライブしたいです」
蓮が家に入ったのを確認して、助手席に座り直した。
初めての舘さんとのドライブ。
宮「さっき、ふっかが誤解してたよー?
気をつけなよ、噂はどこまでいくかわかんないんだから笑」
「え、噂って、」
宮「康二も言ってたけど、大学でもふたり噂になってるらしいじゃん。
家ではその話題しないようにしてるけどさ」
「…実はさっき、沖縄の件断って、」
宮「うん、ちゃんと言ったんだね。
Aちゃんはさ…翔太のこと、好き?」
「えっと、あの、、はい、好き、と…思います。」
言葉に出してみて、ようやく区切りがついた。
私は翔太が好きなんだ。
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作者名:ゆきんこ | 作成日時:2024年1月30日 16時