50 tatuya ページ1
夕食時、康二の顔が赤かった。
本人は大丈夫って言うけど、おでこに触れたら熱かった。
「いやいや・・・あなた、熱出てるじゃない。」
康「えーそうなん？んーそういえば、ちょっとフラフラするかもしれん」
ふぅ・・とため息をつき、一向に進まない箸に体調の悪さを感じ取る。
体温計を渡せば、そこに現れた数字はそれなりに高かった。
「康二？ごちそうさまして、横になろうか？しんどいでしょ？」
そう促せば、素直にうなづき箸を置いた。
下手に薬なんて飲ませられないから、水分補給だけさせて
パジャマに着替えさせ、氷枕と冷却シートを持って
康二を部屋へと連れていく。
康「・・・ふっかさぁん。」
「なぁに？ここにいるよ？」
かけ布団をふんわりと掛け、おでこに冷却シートを貼る。
いつも甘えたな康二は体調を崩すと、余計に甘えたになるのは小さい頃から変わらない。
康「ふっかさん？おる？」
「いるよぉ」
康「・・・・あんな？俺な？」
「なぁに？どうしたの？」
康「・・・めめと付き合うことになった。」
「んーそうなんだぁ・・・・って・・・えっ！！！！」
受け流した言葉は、思った以上にパンチがデカくって
思わず、でっかい声が出た。
「康二？付き合うってのは・・・その・・・・・カレカノってこと？」
康「・・・おん。めめがな？俺のこと好きなんやって・・・
で、俺もめめの事、好きなんやって・・・・・」
「そっかぁ、ん？康二はめめの事好きじゃないの？」
康「ううん。好きなんやと思う。めめも言うてたし
俺も、めめと一緒におると、ドキドキするし、めめの顔見ると
キューってなるし・・・。なぁ？これって好きって事やろ？」
「・・・そう、かもね。」
俺がそう言うと、安心したのか康二はゆっくり目を閉じて
しばらくすると、スースーと心地いい寝息を立て始めた。
「康二？俺は、康二が幸せだったらそれでいいんだよ？
・・・だから、ちゃんと幸せになるんだよ？」
眠る息子の髪を撫で、そう言った。
この子から笑顔が失われませんように・・・
いつまでも、幸せでありますように・・・
そう、思いを込めて。
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桜那妃(プロフ) - NKさん» 何見てたのかなぁ〜。泣き虫kjくん、大好物なんですwこれからもきっといっぱい泣いちゃう事でしょう。 (5月3日 15時) (
レス) id: d7746d7e18 (このIDを非表示/違反報告)
NK(プロフ) - nb先生は何を見ていたのか気になります〜(*´ｪ`*)そしてkjくんすぐ涙出てきちゃうのかわいい…笑これはnb先生もほっとけないですよねぇ(*´ｪ`*) (5月3日 11時) (レス) @page39 id: 870f64adfe (このIDを非表示/違反報告)
桜那妃(プロフ) - 777さん» そんなkjくんもいつかは大人になるのかな・・・ならないでほしい・・・w (5月1日 10時) (レス) id: d7746d7e18 (このIDを非表示/違反報告)
777(プロフ) - 桜那妃さん» それな〜(笑)でも、そんなウブで鈍感なkjくんもカワイイ！(笑) (5月1日 10時) (レス) id: 3f9f1fa863 (このIDを非表示/違反報告)
桜那妃(プロフ) - 777さん» そうだよねぇ〜wでもkjくん気づいてなさそう・・・ (5月1日 10時) (レス) @page37 id: d7746d7e18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜那妃 | 作成日時：2024年3月19日 7時
